BBCドラマ版の感想です。KID担なのですぐ話がそっちにいっちゃう
シーズン1エピソード10「青い十字架」/ The Blue Cross
自室にて「最後の事件」ラジオドラマを楽しむ神父。1950年代はちょうどテレビが普及しはじめた頃だけれど、この村ではブラウン管を見ない。今回の犯人はホームズでいうモリアーティ教授のような宿敵だ、という暗喩か。爆笑してるけど「最後の事件」に笑うところあるかな
予告状が届く。綿のハンカチに真紅の糸でFの刺繍。
「老人と海」を読むフリン大尉(フランボウ)。1952年にアメリカで出版された小説。1954年ノーベル賞受賞。作中で10年前。老人=神父で魚=泥棒に見立てた挑発なのか?
辛子色のベストを着た男がパイプたばこに火をつける。紙巻き&ライターが多いこの時代に珍しく、気取った人物像を思わせる。(まあ彼は無関係なんだけど……)
奇術のように増える小包。怪盗には手品師のイメージが強い。
B「犯人は芸術家だ」
F「刑事は批評家だ」
首肯する神父。この問答が聴きたくてここまで見てきた!
B「フランス北東部…」
F「私を捕まえたらどうだ」
B「グロスターの軍隊輸送船はサンタクルス号ではない」
F「不注意だった」
B「神学を避難する考えも 聖職者は決して持たない」
F「あなたは期待はずれだ」
B「根拠が足りん」
F「禁欲のバカが」
B「警察は犯人を捕まえたいが私は救いたい 私に警告したのは救いを求めているからだ」
F「つまらない」
B「小包を渡せと? 私の手にはまだ聖遺物があり君には価値のないニセ物が迷える泥棒とニセ物でも神に近づく方法は ほかにある」
F「十字架を渡せ お前が神に近づくぞ」
正体がバレて粗野な物言いになる
そうなのフランボウ…?
変装を解き、眼鏡・付け髭・キャソックのカラーを取るとフランボウの若さが際立つ。
F「泥棒を捕まえるには十字架を見よ」
泥棒+十字架から導き出せる答えは、イエスと共に処刑された聖ディスマス。泥棒と墓守の守護聖人。
墓=亡き父?
懺悔室に現れたフランボウ。ずっと罰を受けたかった? 赦されたかった?
グレーのダブルスーツ紺のネクタイに着替えたフランボウ。シックで洒落ていてフランス人らしい。
F「ローマ教皇が黒い装束で助言を施すのは戦死者のため?」
キャソックは位によって色が異なるけどシチュエーションで着替える。教皇が着用するのは白。黒は悲しみを表し葬儀に用いられる。
脱走した情けない父に
父を戦争に奪われた怒りを爆発させる。
従軍司祭に変装してのは、父が生きていたらこうだったかもしれないような人物像にしていたのか?
埠頭に追い詰められ海に身を投げるフランボウ。警察が発砲し生死不明になる。どうしても「世紀末の奇術師」を連想してしまう!
シーズン2エピソード5「ロザリオの謎」/ The Mysteries of the Rosary
レコードでクラシック
司祭
3日分の牛乳瓶が外に
映写機
ロザリオの宝石
エメラルド:5月の誕生石「健康、長寿、永遠、精神の安定」
真珠:6月の誕生石「月、貝、雫、涙、女性」
宝探しと
「信仰とは希望の核心なり」
首にかけたストールがスーツの内に見える出で立ちのフランボウ。お洒落。
シド、フランボウの行動を見て
「あいつは怪物だぜ」
「野良猫並みだ」
車のミラーにロザリオがかけてある
ブラウン神父の自転車にロザリオを置いていった。ブルーワンダー……
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2018/03/20
レポート